理不尽

つい幾つか前の日記でビザの更新について載せたんですが、後になって発覚し、どーーーしても納得のいかないことが起こっていました。
いや。。。。私も更新時に「あれ??」と感じたものの、何が腑に落ちないのかが分からなかったんです。ただ単に「何かが変」と感じただけ。
その正体が明らかになったのは、数週間後、4月の日本帰省のための『再入国許可』を申請するために清州市にある入国管理局へ行ったときのことです。
その前に私は、丁度方向が同じってことで山田るうとさんをお宅へ送り届けたんですが、その車中で更新されたビザの有効期間の話題になったんです。るうとさんは私の約1ヶ月前に渡韓しているので、私とほぼ同じ時期に来たといってもいい。でも、その彼女と私の更新後のビザの有効期間が違う!!!!!
「えっ!!!!!どーゆーこと????なんでぇ?????」
動悸とともに心の中で同じことを叫び続けた私(そりゃ、口にも出しましたが、何回か^^;)。
るうとさん宅の駐車場に着いてから、お互いの『外国人登録証』を確認。ヤッパリるうとさんは2年、私は1年しか延長されていなかったんです。
「どうして違うんだろう?私に何か問題があったから1年しか延ばしてもらえなかったのか?それとも、単なる手違いか???」
とにかく私は、再入国許可の申請の際に、怖いけど(入国管理局の局員さんはいつ行っても無愛想で話し方も恐い)、質問してみることにしました。

勇気を振り絞って訪ねてみました。
<私> 私の1ヶ月前に韓国へ入国した友人がビザの更新をして2年間延びたのに、私は1年だけだったんですけど…
・・・・私の言葉を遮って・・・
<局員>あ、次は2年になるから。
<私> え、だから、私と同じ時期に来た彼女が2年で私が1年だったのは、何故ですか?私に何か問題でもあったんですか?
<局員>問題はありませんよ。次は2年になるからっ。
勿論、局員は終始無愛想、親身に私の訴えを聞く姿勢のかけらもありません。。。。
上記のようにぶっきらぼうに話を済まされ、聞きたかった『理由』も説明されないまま、私はこの話題を終わらせざるを得ませんでした。
数分後、再入国許可のハンコをパスポートに押してもらい、入国管理局を出た私はるうとさんに報告の電話。
そのあと、旦那さんにも報告の電話をしたんですが、ここで我慢の糸が切れました。
シッカリ話を聞いてもらえなかった、理由を説明してもらえなかった、また、担当した局員に対する腹立たしさ、『理由は特になく私は1年しか延長してもらえなかった』ことに対する悔しさ。。。涙が止まりませんでした。それから1時間運転して帰らなければならなかったのに。
仕舞いに電話の向こうの旦那さんからは「仕方ないよ、来年2年延ばしてもらえるんならいいじゃないか」という言葉。さらりと言われちゃいました。
自国に住む彼には私のこの気持ちは理解できなかったんです。ビザ無しにこの国にいることができない『外国人』にとってどんなに重要なことかなんて。
ほぼ同時期に入国して、同じように申請して同じように手数料を払ったのに、理由もなく私は1年しか延ばしてもらえなかった。。。間違っていても認めて訂正するのはプライドが許さないのか????何も理由がないなら変更してくれよ!!!!と思うのですが、そんな私は間違ってるんでしょうか?固執しすぎてるんでしょうか?
自宅へ着くまでの間、運転中は危険だからこらえはするものの、溢れてくる涙。帰宅してからは泣きはらしました。我慢してもストレスになりますからね。


何故、今になってこの話題かと言いますと、今になってやっと書けるようになったからです。しばらくはこのことを思い起こすだけでも悔しくて涙が込み上げてきました。4月に日本に帰省し、友人に会い、ゆっくりと羽を伸ばしたせいか、友人の何人かには話すことができました。
でも、ごめんね。ぼたんちゃんには話せなかった。話したらきっと私、大泣きしていたと思ったから。涙)


と、そんな悔しい思いをしたんですが、1つだけ私が問題の彼(局員さん)に『ぎゃふん』と言わせただろうことがあったんです。それは、私が事の発端となる質問をする前。
申請書はもろもろの申請書も兼ねていて、何の申請をするのか選択する欄があるんです。私はシッカリ『再入国許可』の欄にチェックを入れているにもかかわらず、彼は、
「今日、旦那さんは?」 私が1人で来たことを告げると、
「1人じゃダメなんだけどぉ?…子供は?」 私がいませんと答えると、
「…それじゃダメなんだけどなぁ。」と返す彼。
なぁんかこの人勘違いしてるよなぁ、と感じた私は「再入国許可の申請なんですけど」と言うと、
「あっ。」
と言葉を飲んで、作業に取り掛かったんです。どうやら彼は私がビザの更新をしに来たと思っていたらしい。「ちゃんと申請書見ろよなっ!!!」ドスを効かせて言ってやりたかったけど、小心者の私には無理。。。
でも、今考えてみると、これが一番最初にあってプライドが傷ついたから私に意地悪したんでしょうか?ビザの更新の質問に対して。笑)
・・・・ま、真相がどうあれ、↑↑の事実は変わりません。
そして、日々の小さなことも積み重なり、少しずつこの国の人のことが信じられなくなっていく。。。