夏の厳しい暑さを乗り越えるために、スタミナ料理として韓国ではサムゲタンを食べる習慣があります。今日がその中の1日、チョボッです。
梅雨入りする前から暑い日が続き、義母さんのお店、サムゲタン専門店は、多くのお客さんでにぎわっていました。しかし、この日ばかりは単なる忙しさとは違います。日本でも土用の丑の日にこぞって鰻屋に行くように、サムゲタン店はお客様でいっぱいになります。かなり大きなお店なのですが、席が空くのを待つお客さんも出てくるくらいだそうです。
旦那さんも学生の頃からこの日は必ず手伝いに出ていたそうで、今年からは私も、今日を含めた3日間はお店を手伝うことになりました。実は、何週間も前から「お店に出る」ことが不安でなりませんでした。・・・もし、お客さんが私に話し掛けてきたら?などと。。。
私は少し遅れて、旦那さんの出勤時間に合わせてお店に出ることにしました。私と旦那さんがお店に着いた時には、既に多くのお客さんが入っていました。旦那さんに私がする仕事の説明してもらい、パートのアジュンマ達に挨拶。旦那さんと一緒にサムゲタンを食べてから、私も仕事開始。
正午を過ぎた頃辺りから更に混み、待つお客さんも出てくるほど。そして、アジュンマ達の声が飛び交います。「サムゲタン3っつねー!」「2つまだー??早く出して!!!」その声を横に、私は主にコップ洗い、冷水ボトルの水足しに専念していました。コレが結構忙しかったのです。順序良くお客さんが帰っていけばいいのかもしれませんが、結構、数グループが一度に帰っていかれるので、小さな洗い場は一気にコップでいっぱいになり、冷水ボトルもどんどんたまっていきます。。。それを、一日中。。。だんだん腕の筋肉に痛みを感じるようになりました。足腰肩に疲れが出てきてはいましたが、私は他のアジュンマ達と比べたら動いてはいないので、何だか申し訳ない気にも。。。せめて、注文がシッカリ取れるくらいの語学力があれば・・・と、つくづく思いました。
手が空きテーブルの片づけに出ると、お客さんが何かオーダーしたいようで私に声を掛けてくるのですが、「私は韓国語はよく出来ないので、ちょっとお待ち下さい」と断っていました。そして、忙しそうにしているアジュンマを捕まえては、代わりにオーダーを取ってもらっていたのであります。。。^^;
23時頃にはすべてのお客様が帰られ、仕事も終了したのですが、久々のことだったので(何せ6ヶ月ぶり)、「あぁ〜、仕事した!」という爽快感を感じられました。