仕事の条件

今朝は、日本語教師としてのアルバイトについて、詳しい内容を聞きに、ギョングンの通っていた語学スクールへ彼女の案内のもとで行って参りました。話を聞いたのは韓国人講師。日本語が本当に堪能なので、苦労はしませんでした。・・・が、隣に座っていたギョングンは、私たちの日本語トークに「モリ(頭) アッパ(痛い)。。。」と言っていました。^^;
授業は全て日本語で、テキストに沿った会話を教えるようで、韓国語が出来なくても全く問題無いようでした。教え方は講師によって様々。自分のスタイルで教えればいいとのこと。今現在、別に教師の増員は無くてもいいのだけれど、私が仕事をしたいのであれば、都合のいい時から始めていいとのことでした。そして、私に任せる予定なのが、ステップ1からステップ2のレベルの差がかなりあるため、そのレベルの差についていくことが出来ない学生の為のクラス。私が仕事を始めるのであれば、そのクラスを設けるとのことでした。
時間帯はフルタイムであれば朝6:30〜10:30までの3時間と、夜6:00〜9:00の3時間の計6時間。パートタイムはどこかで2〜3時間。月曜から金曜の週5日、1ヶ月20日の勤務です。そして、重要なのがお給料です。な、ナント、たったの20万ウォン!!!「え???ウォンですか????」と聞き直したくらいです。しかも、コレはフルタイムで働いている今いる日本人講師に支給している金額だそうです。。。。
日本人講師を日本から呼んでいるそうなのですが、飛行機代・住居・電化製品は学苑で負担しているそうです。それプラス現金の20万ウォン。「どうやって生活してるんですか???」と、思わず聞いてしまいました。(ちなみに、初めに返ってきた答えが「自分で食事を作って」でした。。。イヤイヤ、そういう意味じゃなくって・・・と思いましたが。。。やはり、こういうニュアンスは日本語が堪能でも難しいんですね。。。^^;)どうやら、日本から呼ばれれやってくる講師達は、仕事や稼ぐ目的ではなく、旅行気分でやってくるようです。飛行機のチケットと住む場所を確保してもらえて、朝晩3時間働きお小遣い(給料の20万ウォン)をもらって、空き時間や週末は遊ぶ。そんな生活をしているらしいのです。確かに、ココからソウルまでは高速バスで2時間弱。毎週末でもソウル観光が出来ちゃいます。
・・・・・・そうだったのね。。。
日本語を勉強している人は英語を勉強している人口と比較して、絶対的に少ないのです。さらに、勉強を積み重ねて「日本人講師との会話レッスン」までステップアップ出来る数は極わずか、現在20名程らしいのです。一人当たりの1ヶ月の月謝が8万ウォンで計16万ウォン。学苑自体の諸経費、講師の家賃や光熱費、そして給料。それに加えて、往復航空チケット代です。ざっと考えても赤字、利益は全て英語学科の方からなのだそうです。
いろいろと理由はあるようですが、私がパートタイム(アルバイト)で働いたとしても、20万ウォン以上は支給できないとの学苑長の話だったそうです。