サンサム食べてみました!

昨夜はチェサ(法事)があって、清州市の旦那さんの実家に行って来ました。・・・と、せっかく行ったものの、旦那さんは肝心のチェサの儀式には参加せず。先週の水曜日に通夜に行っていた為だそうです。
チェサが終わると家族みんなで食事(お供えしたもの)を頂くのですが、大人8人にしても余ってしまう程の量。果物やジョンなどを頂いて帰ってきました。
そしてもう一つ、先週アボンニムが山中で天然の高麗人参を採っていらしたらしく、私たち夫婦の分を一緒に頂いてきました。最近の市場で出回っている高麗人参は栽培されているものが殆どらしく、天然の人参はとても高い値が付く*1とか。そして、山で採ってきた天然の高麗人参のことを「サンサム」と言うらしいです。
オモンニムから教わった方法で、私は今朝、生まれて初めて頂きました、サンサム。

  • 朝食の2〜3時間前に、生のサンサムを食べてまた寝る

私はそれを聞いた時、初めは旦那さんが冗談で話しているのかと思っていましたが、どうやら本気。^^;旦那さんは1本のサム(サンサム)を全部、細かい根まで。私は初めてということで半分のみ頂きました。
食感は、柔から目のごぼう。繊維質でパサパサした感じでした。高麗人参ということで苦い、天然物はもっと苦いと聞かされていましたが・・・そう聞かされていたからか・・・思ったほど苦味は少なく、「エスプレッソコーヒーとか苦い風邪薬の方がよっぽど苦い」というのが私の感想でした。

サンサムの威力

「人によっては気を失うこともある」と旦那さんに聞かされていましたが、私はどうやら大丈夫でした。しかしその代わりに、とてつもない眠気と倦怠感に襲われ、出勤前の旦那さんと会話していても眠ってしまう、心配して勤務中の旦那さんからの電話を受けることは出来たものの、電話を切るやいなやまた眠りに入ってしまうほど。朝8時にサムを摂取した私は、15時まで起き上がることが出来ませんでした。
サム摂取後4時間ほど経った頃から、体の火照りも感じました。今日は寒い1日になったようですが・・・一歩も外へ出なかったこともあるのかもしれませんが・・・それほどまでには寒いとは感じませんでした、この寒がりの私が。^^;
「何でもいいから少しでも食べて、また寝ればいい」との、旦那さんからの電話が2回。かなり心配させてしまっているようなので、まだだるい身体を無理やりに起こして軽く食事を取りました。昨夜から随分長い時間何も口にしていなかったため、十分な満腹感を感じたのですが、何か食べたい衝動が止みませんでした。まるで、生理前の物凄い食欲かのようです。
旦那さんにこの食欲について話すと、コレも一つのサムの効能なのだそうです。帰宅した旦那さんとチキンスープを食べ、満腹にもかかわらずまだ何か食べたい私。でも、流石に就寝前なので、我慢しましたが。。。
後半分のサムを残している私。明日また頂くつもりですが、今日のようにまた居たたまれない倦怠感に襲われるかどうか・・・考えると不安ですが、旦那さんは「今日食べたから、次は今日ほどじゃないと思う」と言っています。
以前、旦那さんがこのサンサムを摂取した冬には、風邪を引きにくくなり寒さを然程感じなかったようです。ココに来て私はとても抵抗力が落ちたと感じていたところ。そして、人一倍寒がりの私なので、冬を前にこのサンサムを摂取できたことを、アボンニムに本当に感謝したいと思います。

*1:天然物の高麗人参・サンサムは小さいものしかなく、私たちが今日頂いたものは5cm程のもの。コレが40年ものらしいです。汗) この大きさの一般に市場に出回っている高麗人参は3,000ウォン、そして、今日頂いたサンサムは1本50万ウォンするらしいです。@_@)2人で100万ウォン・・・日本円にして約10万円!!!