結婚式

旦那さんの親友のひとりが結婚しました。
私と旦那さんの結婚は国際結婚。なので、韓国の結婚のトラディションの全部を体験したわけではなかったんです。

結婚式前夜

私達の結婚式前夜、日本からの家族・親戚・招待客の皆さんが到着したので、私達2人は日本から来た皆さんと遅い夕食をとりました。
しかし通常は、新郎の友人達が新婦の実家を訪ね、新婦にジュエリーボックスを売り、そのお金で新郎と友人達がお祝いのお酒を飲むらしいのです。
そういえば旦那さん、日本の皆さんとの会食が終わって私を送った後、友人達と飲んでいたようです。独身最後の夜は親友と飲む。そんなに珍しいことではないことかもしれないけれど、必ずそうする、それが伝統だってところが、韓国らしいなと思いました。

遅刻寸前!!

実は旦那さんは、この結婚式の進行役、司会を任されていました。でも、数日前になっても準備らしきことをしている様子も無く。。。
と思ったら、前日自宅を出る前に台詞(?)をプリントアウトしていました。^^;)
のんびりしたところはいつでも変わらず、結婚式当日も同じでした。身支度に時間が掛かり(原因はWBCの決勝進出を賭けた日韓戦だと私は思っています)、清州市の旦那さんの実家を出発したのは式が始まる20分前!!!!!当然、実家を出る前から「どこにいるんだ???」コールが2回ほどありました。ノ−_−;)
だがしかし、同じ式場へ向かう車で大渋滞!!!式場は目の前なのに車は全く進みません。なかなか左折(韓国は日本と車線が逆ですからね)出来ません。
私「歩いていった方が早いよ、きっと」
旦「(式場は)見えるけどそんなに近くないんだから!」
私のアドバイスは、すんなりと退けられます。。。。
しかし、一向に進まず信号待ち、その間の「どこにいるんだ???」コールにやっと
旦「走って行かなくちゃ駄目だ!!」
と、車を降りて走っていきました。
滑り込み・・・あるいは数分の遅刻か・・・会場一同が司会者の旦那さんを待っていたわけだったので、旦那さんの到着と共に式が始まったのでした。
私はというと、旦那さんの変わりに運転し、駐車できそうなところに路上駐車して式場へ向かいましたが、式はとっくに終わっていました。私が到着すると既に写真撮影中。。。。実は私、「沢山写真を撮って、アルバムを作ってプレゼントするぞー!!」と意気込んでいたのですが、意気消失。。。。

お食事

結婚式が終わると、お客様たちはお食事タイムです。
私達はバイキング方式のお食事にしましたが、今回は予め用意されているお食事でした。
空いているテーブルを探して席に着くと、『チャンチ・ククス(かけうどんならぬ、かけそうめん)』が出て来ます。あとはお惣菜やキムチ、お餅などが10皿程、1テーブル4人に対して出されます。
それらのお食事をして、呑みたい方は焼酎やビールを呑んで、食事が済んだら帰宅。お客様が席を立ったら、従業員のアジュンマがサーッと片付けて、次のお客のために新しい食事をテーブルに置いていきます。
『市場の食堂』といった感じでしょうか。
日本では招待した人だけが披露宴に出席して、フレンチ、中華、和食、和洋折衷などのコース料理が振舞われますが、韓国では。。。
招待状というよりも、私は案内状という感じを受けました。そして、案内状をもらっていなくても結婚式を訪れ、食事をしていく方は沢山います。自分にはあまり関係のない友人の友人の結婚式に行くことも可能。出来るだけ沢山の方々に来てもらう、韓国の結婚式。だから、結婚式の間中もワイワイガヤガヤ。厳かな日本の結婚式しか知らない私にとって・・・・・今だから言えますが・・・・・神聖なもの、とか、ありがたみに欠ける、なんとも中途半端だったという感想です。

その他

新婚旅行へは、結婚式当日に出発するのが普通だそうです。
今回の新郎新婦も当日出発しました。友人の用意した車(リボンやお花、風船などでデコレーションされた車)で空港まで送ってもらったそうです。
私達は翌日の出発だったのですが、その日は平日。バスに乗って行きました。^^;)その代わりに、結婚式終了後、旦那さんの親友のテキョン氏が用意してくれたデコレーション・カーに乗って、清州市の外周を一周して自宅へ戻りました。
こんな様に結婚式にはデコレーション・カーは付き物。ですから、週末は必ずと言っていいくらい見かけます。コレも1つのトラディションでしょうか。
新婚旅行から帰ってくると、その足でまず新婦の実家に挨拶に行くそうです。
私達の場合、私の実家は日本にあるので「遠いし時間がない」との理由で挨拶には行けませんでしたが。。。。