チプトゥリ

お客様第1群

オモンニムのお店は普段22時頃に閉めます。今夜は少し早めに閉めるとのことですが、それでも遅い時間。ですから、コモンニム方の2家族はハラボニム・ハルモニムと共に早めにいらっしゃいました。
お客様第1群は、大人6人に子供4人。ナムル・豚肉の煮付け・おでん・焼き餃子・稲荷寿司をまず出します。私がせっせと料理している間に旦那さんはお客様の接待。「ハルモニ!1杯ドゥセヨ(どうぞ)、コモブ ド(コモの旦那さんも) 1杯ドゥセヨ・・・」などと声が聞こえてきます。

失敗したフライドチキン

↑の一通りのお料理を出した後、子供達にフライドチキンを準備。旦那さんは宅配チキンを取ればいいと言っていましたが、手作りしたかった私は旦那さんにチキンを買ってきてもらっていました。
韓国では鶏肉は丸ごとか骨付きのぶつ切り。たまに胸肉のみを見かけますが、日本のようなから揚げ用とかとりモモ肉なんかは置いてありません。今回買ってきてくれたのもチキンのぶつ切り。から揚げの要領で調理したのでは中まで火が通るか心配だったので、まずレンジで調理することにしました。
まずチキンを塩とハーブ(バジル・オレガノ・パセリ)で揉んで味付けし、レンジで5分ほど調理。チキンからかなりの油とスープが出ています(あぁ・・・このスープなんとも勿体無い・・・)。それに小麦粉を塗して、オリーブオイルとグレープシードオイルの揚げ油でいい色が付く程度に揚げるだけ。
旦那さんはこのハーブのフライドチキンに絶賛だったんですけどね。。。失敗でした。出したのが韓国の子供達。「チキン食べる人〜」と旦那さんが声を上げたときには子供達が皆チキンに群がったのに、食べたのは1人のみ。そして、旦那さんもそのチキンを沢山食べたようです。
そう、韓国の子供達は、ハーブの味を知らないのです。それが全く頭にありませんでした。。。これなら、フライドチキンを出前してもらった方が良かった。。。子供達にチョット申し訳ない気持ちでした。・・・・でも、本当に美味しかったんだけどなぁ、ハーブ味のフライドチキン。

お客様第2群

コモンニム2家族とハラボニム・ハルモニムがヘムルタンまで一通り頂き、コーヒーをお出しして、次のお客様のためにテーブルの片付け。
そして、やってきたのはチャグン・アボンニム一家と金家、トリョンニムの彼女のヘジニの計大人9人(高校生2名含む)。大人ばかりぞろぞろと入ってくると、眩暈がしてきます。^^;皆さんに「アンニョンハセヨ」と簡単に挨拶をしながらも、お出しする料理の準備。
また次々と料理を出していきますが、今回、ナムルを出し忘れました。。。でも、まだ前回出したナムルが出ていたので、かろうじて助かったという感じです。
おでんを温めなおして出し、餃子も皆さんが到着してから焼き始め、チキンも半分残っていたのでどうするか尋ねると「もう出さなくていいから、早くこっちに来て食べなさい」とオモンニムから言われてしまいました。
ヘムルタンが出て、キッチンの方もある程度片付いてから私も皆さんと一緒に食卓を囲みました。そこでアボンニムから「今日頑張ったみのりに皆で拍手を送ろうではないか!」と提案され、皆さんが私に拍手。終始緊張のし通しで自身反省点が沢山あったので、皆さんから拍手を頂くと本当に恐縮してしまいます。

今回の反省

お料理が足りなかったら申し訳ないと思い、本当に今回沢山準備しました。結果、かなり量が余ってしまいましたが、「不足」という状態にならなくて本当に良かったとほっとする反面、第2群のお客様にコーヒーをお出しするのをすっかり忘れてしまった。。。
そして、せっかく買ってきておいた果物のことを、私たちはすっかり忘れていたのです。
あぁ・・・それにしても、ハーブ味のフライドチキン、子供達受けしなかったのが本当に悔やまれてなりません。